突撃!社会福祉法人ろく舎理事長インタビュー
こんにちは、訪問看護ステーション理学療法士の竹内です。
今回は社会福祉法人ろく舎の天野理事長へ直々にインタビューさせていただいています
ちょっぴり緊張していますが、ありのままのご意見を皆様にお伝えしたいと思います
株式会社から社会福祉法人へと移行しましたが、大きくは何が変わったのでしょうか。また、社会福祉法人として大切にしていることはありますか。
→株式会社は事業を営み、社員のために利益を追求することが目的。社会福祉法人は世のため、社会のために何ができるかを追及することが目的。つまり運営の目的が変わりました。
社会福祉法人となった現在では利用者様のために行っていることが結果的に利益になり、職員のためになっており、これまでとは順序が逆になっている。
つまり理事長にとっての大切な物の優先順位が逆転したことを意味している。
最終的な社会福祉法人の存在意義を考えると社会資源として世のため、人のために尽くす存在となるのが基本。その考え方を大切にして社会貢献・地域貢献していくことを大切にしている。
我々に何ができるかを考えていると際限無く、難しい。その分やりがいや楽しさもある。
・理事長にとって利用者・職員はどういった存在ですか。
→利用者様・職員は宝物。他の何物でもない。
利用者様には「今日の自分は幸せだな」と噛みしめて生活してほしい。
幸せは100人いれば100通りある。それらが叶えられるようにしたい。
・“ろく舎”では『主人公は利用者さま』であることを念頭に置き、自分らしさをサポートすることを理想としていると思います。そこを支える従業員にはどうあってほしい、どのように育ってほしいという希望・展望はありますか。
→管理職の皆様にはよく言っているのは『鷹の目、蟻の目、魚の目』の3つを持っているような人になってほしい。つまり社会を感じながら全体を俯瞰できる、目の前にいる利用者様の幸せや苦しみ、悲しみを把握できる、物事を別の角度から捉えられるような自由で豊かな感性を持った職員であってほしいと思います。
自分のためだけに生きているうちは自分の人生でしかない。誰かのためにと思えるとたくさんの人生を知り、世界が広がると思う。職員には広い世界観を持った人間になってもらいたい。
・この度ホームページを刷新し、まったく新しいものに移行しましたが、その刷新のきっかけはなんだったのでしょうか。
→これまでは目立つことや話題になることをあまり好まない性格だった。社会福祉法人になり良い形で組織運営が進んできている中でこの『ろく舎』を自慢したくなった。こんなに良い職員たちで、こんなに良い法人ですよということを社会に対して自慢したくなった。
そこからはこれまでのようなあまり目立たないホームページから現在のようになった。今回のホームページは明るくポップなテイストになり、様々な角度から正しく理解されるツールが欲しくなってブログやインスタグラムも同時に始めた。
・また、ブログ展開といった新しい試みが始まっていきますが、今後このブログはどうなってほしいと思いますか。
→文字面で張り付けられた話題で理解していただく側面と日々変わっていく動きのある話題で正しく理解していただく側面との両方があるホームページになっている。ブログは特に動きのあるHOTな話題を提供できるツールとなってほしい。組織は停滞すると腐ってしまうので、常に挑戦・前進・改善できるものにもなってほしい。
・この先1年間の【ろく舎】展望について
→新規事業もスタートしていくが、それが中心ではない。もちろん新規事業も始めるからには成功させるように努力はします。一番力を入れたいのは既存の仕事の質の改善、底上げを図っていきたい。そのためには組織内のコミュニケーションが大事になる。自身の与えられた仕事や部署・領域にとらわれず、他の仲間の頑張りや挑戦を理解しながら自身の立場を確立させていけるような組織作りが今年の目標になります。
インタビュー自体は楽しく終わることができました
私が終始緊張気味のせいか、結局は理事長にリードしてもらいました…(笑)
今回のインタビューで天野理事長の『愛』を感じることができたかと思います
それは「利用者様」、「職員」、「ろく舎という法人」の至る所へ行き届いているように思えます
私も天野理事長が大切にしている利用者様に
“自分らしい人生を送っていただける”
そんな支援をしていきたいなと、改めて感じました
天野理事長、今回は貴重なお時間をありがとうございました