福祉用具&住宅改修「札幌福祉ケアリフォームセンター」のご紹介

こんにちは。ろく舎の理学療法士、長尾俊です。

今回は、リハビリテーション専門職の立場から、私がアドバイザーを務めている「札幌福祉ケアリフォームセンター」を紹介させていただきます。

札幌福祉ケアリフォームセンターは介護保険における指定居宅サービス事業所の認可を受けた、福祉用具販売・レンタル・住宅改修を担う会社です。

札幌福祉ケアリフォームセンター | みんなの福祉 (minnanofukushi.com)

ろく舎の事業ではありませんが、設立時から私どもろく舎の職員がアドバイザーとして関らせていただいております。

この写真はS様のご自宅に設置している福祉用具です。

S様は90代の女性です。

ただでさえご高齢なのに右半身が不自由です。

ある時期から体調が悪くなり息切れが酷く、両足が浮腫み、歩くどころか立つことも大変な状態でした。歩けないので、当然トイレへ行けません。

住み慣れた場所での生活を続けるために、まずは排泄を整えることです。

あらゆる手段を総動員しました。

介護、医療、毎日の健康管理、リハビリテーションと併せて、住環境整備の出番です。

①       ベッドの横にポータブルトイレを置き、介護しながらちゃんと用を足します。

②       医療と介護で体調を整え、浮腫みの軽減し、リハビリで足腰を強化します。

③       徐々に歩けるようにスロープを設置します。

④       だんだん体調が良くなり、歩けるようになってきました。

⑤       今ではおひとりでトイレまで歩けるようになりました。

この経過、実は約1年を費やしています。

S様の頑張りには敬服しかありません。

排泄はご自宅での生活を続ける上で最も大切な要素のひとつです。

逆に言うと排泄が上手くできなくなると施設入所になることが多いです。

超高齢の方でも諦めないで取り組めば、こんな成果を上げられることを学びました。

ご利用者様の頑張りを全力でサポートすること、それがろく舎です。

住宅の入居者様には住まいの数だけ異なる生活があり、それを整えることは我々リハビリテーション専門職の使命です。「札幌福祉ケアリフォームセンター」は生活環境を整えるために、柔軟に幅広く、かつ迅速な対応をしてくださっています。

住まいとサービスの包括的な運営を目指すろく舎にとって強力なパートナーです!

今後も、理学療法士として住まいと住宅・福祉用具の選定について発信していきます。

これからも長尾の記事にお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

次回は訪問介護事業所リバー中の島から利用者様の日々様子をお届けします。