出会いの不思議、連鎖する人のご縁 ~プロジェクト実現への道のり~
こんにちは!社会福祉法⼈ろく舎です。
これまで北⼤⻭学部実習プロジェクトの全容や実習の様⼦をお届けしてきましたが、今回は「このプロジェクトがどのように始まったのか」という、素敵なご縁の物語をお伝えします。
⼈と⼈とのつながりが⽣み出した、まさに「偶然が必然になった」お話です。
すべては思いがけない出会いから

今回の北⼤⻭学部実習プロジェクトのきっかけは、実は意外なところから始まりました。ある⽅のご紹介で関わることになった住宅物件のオーナー様との出会いにさかのぼります。
この何気ない会話の中で、思いもよらない情報が⾶び込んできたのです。そのオーナー様の⾝内の⽅のお知り合いに、北海道⼤学⻭学部の研究者の⽅がいるとのこと。お話を聞いてみると、その先⽣が北⼤⻭学部⽣の教育において、デイサービスでの実習先を探しているということでした。
「⻭学⽣がデイサービスで実習?」と驚きましたが、詳しくお聞きすると、⼤学側も学⽣の実習先の確保にご苦労されているとのこと。ろく舎がデイサービス展開をしていることをお伝えすると、とても関⼼を持ってくださいました。お話を伺ううちに、私たちにも何かお⼿伝いできることがあるかもしれないと感じ、まずは⼀度お会いしてみることになりました。
運命的な出会い 尾崎公哉先生との初対面

先⽣⾃らいらっしゃるということで、ろく舎側はデイサービス担当者と医療部部⻑(看護師)でお迎えしました。
この時、初対⾯を果たしたのが、その後デイサービス実習を企画し、私たちに素晴らしい経験を積ませてくださった北海道⼤学⻭学部⾼齢者⻭科学教室の尾崎公哉先⽣です!(写真一番右)
尾崎先⽣の考え⽅やこれから進めたい企画について詳しくお聞きし、私どもも深く共感いたしました。お話を重ねるうちに、「私たちにできることがあれば、ぜひ協⼒させていただきたい」という気持ちが⾃然と⽣まれ、実習の実現に向けて歩みを進めることになりました。
さらに深まる連携
プロジェクトが始まった後、尾崎先⽣にはろく舎の職員全体研修で「⼝は命の⼊り⼝、⼼の出⼝」というテーマで貴重なご講演をいただきました。
このご講演を通じて、職員⼀同、⼝腔ケアの重要性について更に⼤きな学びを得ることができました。単なる実習受け⼊れを超えて、法⼈全体の知識向上にもつながる、本当に意義深い連携となったのです。
連鎖するご縁の素晴らしさ

振り返ってみると、このプロジェクトの実現には多くの「偶然」が重なっています。住宅物件のオーナー様との出会い、そのオーナー様の⾝内の⽅のお知り合いに北⼤の先⽣がいらしたこと、ちょうど実習先を探していたタイミングだったこと、そして双⽅の想いが⼀致したこと。
どれか⼀つでも⽋けていたら、このプロジェクトは実現しなかったかもしれません。まさに「⼈と⼈とのご縁」が織りなした奇跡のような出来事でした。
今回のプロジェクトを通じて、⼈と⼈とのつながりの温かさを改めて感じています。何気ない会話から始まった⼩さなきっかけが、やがて⼤きな学びの場へと発展していく。そんな⾃然な流れの中で、思いもよらない出会いや発⾒が⽣まれるのですね!
まとめ
今回のプロジェクトは、まさに「⼈」が中⼼となって実現したものでした。オーナー様、尾崎先⽣、そして実習に参加してくださった学⽣の皆さん、関わってくださったすべての⽅々に⼼から感謝申し上げます。
このような温かなつながりを⼤切にしながら、利⽤者様により良いケアをお届けできるよう努めてまいります。
次回、第四弾では学⽣さんたちの⽣の声をお届けする予定です。どうぞお楽しみに!
【シリーズ記事一覧】
・第一弾|医療と福祉の架け橋 〜北海道大学歯科学部実習プロジェクト〜
・第二弾|現場で学ぶ口腔ケアの実践 〜実習の1日を振り返って〜