秋の乾燥対策~高齢者のお肌と喉を守るケア方法~

こんにちは、社会福祉法人ろく舎です!

10月も中旬になり秋が深まるにつれて、空気の乾燥が気になる季節となりました。高齢になるにつれ皮膚のバリア機能が低下してくるため、乾燥の影響を受けやすく、『肌のかゆみやカサつき、喉の不調』などが起こりやすくなります。

「朝起きると喉がイガイガする」「肌がかゆくて掻いてしまう」「唇がカサカサになる」といったお悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?これらの症状を放置すると、皮膚トラブルや風邪などの体調不良につながることもあります。

社会福祉法人ろく舎では、入居者様の日々の変化を観察しながら、季節に応じた適切なケアを行っています。今回は現場での経験をもとに、秋の乾燥から身を守るための実践的なケア方法をお伝えします!

乾燥対策の基本は、室内の湿度を適切に保つことです。室内の湿度は『50~60%』を目安にし、湿度計でこまめに確認しましょう。

加湿器は部屋の中央付近に置き、エアコンや暖房器具の風が直接当たらない場所に設置します。就寝中も使用することで、朝の喉のイガイガを予防できます。加湿器がない場合は、濡れたタオルを室内に干すだけでも効果があり!

1日に2~3回、5~10分程度窓を開けて空気の入れ替えをすることで、室内の空気を清潔に保ちながら適度な湿度を維持できます。

当法人の各施設・物件では、居室や共用スペースの湿度を定期的にチェックし、入居者様が快適に過ごせる環境づくりを心がけています。

高齢者の肌は皮脂の分泌が少なく、乾燥しやすい状態です。適切な保湿ケアで、肌トラブルを予防しましょう。

入浴後は肌の水分が蒸発しやすいため、タオルで軽く水分を拭き取った後、5分以内を目安に保湿剤を全身に塗ると効果的です。特にひじ、ひざ、かかとは念入りにケアしましょう!

軽い乾燥にはローション、しっかり保湿したい場合はクリームや軟膏がおすすめです。適量を手のひらで温めてから、優しく押さえるように塗ると浸透しやすくなりますよ!入浴時は38~40度程度のぬるめのお湯に浸かり、強く洗わず優しく洗うことを心がけます。

喉の乾燥は、風邪やインフルエンザ・コロナウイルスなどの様々な感染症にかかりやすくなる原因にもなります。しっかりとした予防とケアを心がけましょう!

喉の乾燥を防ぐには、少量ずつ頻繁に水分を摂ることがポイントです。常温の水や白湯、温かいお茶などがおすすめです。また、1日の摂取量は1.5~2リットルが目安とされていますが、体調や持病、活動量によって適切な量は異なります。無理に多く飲む必要はなく、ご自身の体調に合わせて、のどが渇く前に少しずつ補給することを心がけましょう!

就寝時や外出時のマスク着用で、自分の呼気で喉を潤すことができます。のど飴やトローチを舐めることで唾液の分泌が促され喉が潤います。 ★おすすめ:シュガーレスタイプ

毎食後の歯磨きや口腔ケアを習慣づけ、口の中を清潔に保ちましょう。うがいも効果的です。

ろく舎では、食事の際の水分摂取状況を観察しながら、「今日は水分が足りていないかも」といった気づきを大切にし、一人ひとりに合わせた声かけやサポートを行っています。

秋の乾燥対策は、【 室内の湿度管理 / お肌の保湿ケア / 喉の潤いケア 】この3つが基本です。これらを日常生活の中で習慣づけることで、乾燥による不快な症状を予防し、快適に過ごすことができます!

特に高齢者の方は、乾燥による影響を受けやすいため早めの対策が重要です。症状がひどくなる前に、日々の小さなケアを積み重ねていきましょう。

当法人の住宅では、介護士が日々の見守りの中で入居者様の肌や体調の変化に気づき、季節に応じた適切なケアとアドバイスを行っています。「最近肌が乾燥しやすくなった」「喉がイガイガする日が増えた」といった小さな変化も、日常的なコミュニケーションを通じて早期に発見し、対応につなげています。

安心してお過ごしいただける環境を整えておりますので、ご安心くださいませ。

ろく舎では見学も随時受け付けております。住まいのこと、介護のこと、どんな小さなことでもお気軽にお問い合わせください!

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