こんにちは、理学療法士の竹内です。

今回は前回の口腔ケアＱ＆Ａの続きになります。

早速Ｑ５からご紹介します。

Ｑ５．歯磨剤は必要？？　　

Ａ５．ブクブクうがいが可能であれば使用するほうが良い。うがいができない場合は使用を控えてください。

歯磨剤には虫歯予防、歯周病予防、知覚過敏予防など様々な効果があります。

使うことで歯の清掃を効果的に行うことができます。

Ｑ６．義歯安定剤は使い続けて大丈夫？？

Ａ６．長期間の使用はおすすめできません。

　　　本来の使用目的は歯科受診するまでの一時的な処置として考えられています。

　　　実際に義歯やあごの粘膜面に安定剤がこびりついて、不潔になっている場合もあります。

　　　使用する場合はかかりつけの歯科医師に相談して使用してください。

Ｑ７．口の中がいつも乾燥しているにですが…

Ａ７．原因を探りながら保湿剤などを積極的に使用することが重要です。

保湿剤は使用量、製品の選び方、使用方法を歯科医師・歯科衛生士に相談しましょう。

薬の副作用で唾液の分泌が減少している場合もあります。

水分補給や唾液腺(口の中への唾液の出口)をマッサージすることで、乾燥が軽減することもあります。

Ｑ８．舌に白い苔のようなものが付いているが、大丈夫？？

Ａ８．舌表面の白い付着物の正体は舌苔といいます。　　

　　　舌の表面に細菌や食べかす、剥がれ落ちた粘膜細胞の塊です。

　　　発生の原因は胃腸疾患、熱性疾患、口腔機能の低下、口腔自浄作用の低下、

口腔ケアがうまくできていない…など様々です。 原因の治療や舌ブラシによる清掃、口腔機能の改善によって軽減できます。

高齢に伴い、手指の細やかな動きは難しくなっていきます。

1日1回は介護者が口腔状況を確認できるのが理想だと思います。

早めのケアで少しでもおいしく・安全に食べていただきましょう！！

情報提供者　訪問看護　言語聴覚士　三河