食事の姿勢について
こんにちは、理学療法士の竹内です。
今回は安全に食事を摂るためのコツ~座って食べる編~ です。
食事の際に最も気を付けなければならないのは、
『食べ物が気管に入らないようにする』ことです。
そのための基本姿勢は「足を床につけた軽い前傾姿勢」です。
お皿を持ったり、顔をテーブルに近づけたりする動作は必ず前屈みになります。
座っている姿勢から若干前屈みになることがポイントです。
前屈みになると身体が椅子からずり落ちないようにするために足で踏ん張る必要があります。
そのため、前述したように足を床につける必要があるのです!
前傾姿勢を保つためには背中や頭の後ろなど必要な部分にクッション等を入れて、
姿勢を支えてあげるような工夫も必要です。
車椅子で食べる場合も同様です。
車椅子にはフットレストが付いていますが、足は床に下すことが望ましいです。
足を下すだけのひと手間で食事量が変わるとも言われています。
情報提供者 訪問看護ステーション 言語聴覚士 三河